第3章 The Ising Model 3.2 The mean-field approximation 普通は、ハミルトニアンの中で、力学変数を平均値に置き換えてという ところから平均場は話をするのだけど、ここでは、全変数 の状態の確率 が、 とファクトライズするという近似が平均場近似だとしてスタートするん ですね。 確かに、平均場近似の本質は、一つの変数の記述にその変数と、(それ以外の ものが作った)平均外場だけで閉じて書けてしまうということなのか。 自由エネルギーが求まってしまえば、これのミニマムを探すために から
となるので、(s(m)は(3.8)で与えられる)
この、が温度ではに対応するということなのですね。
また、(3.13)式の次のパラグラフにとありますが、これはではないでしょうか?
(3.13)式のにおいては、のときの2階微分が常に正になるので、このでの解が最小値になります。
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